農薬不使用 親子ぶどう
1.5kg
取り扱い9月、10月
あすか農園では、大粒と小粒が混ざった巨峰の房を「親子ぶどう」と呼んでいます。親子ぶどうの小粒の実は、花の咲く時期に受精がうまくできず、種ができなくて大きく育たなかった、種なしの実です。
日本の一般のぶどう栽培では、見映えを優先するため、小粒の実を取り除く作業をし、世界でも1位2位を争う位の多量の薬剤を使って、虫の害を防ぎ、病気の発生を抑え、ジベレリンなどのホルモン剤で食べやすいように「種なしぶどう」にし、粒を大きくして見栄えを良くしています。
あすか農園では、虫は人の手で駆除し、薬剤を使わない栽培方法で自然のままにぶどうを育てています。大粒は種がありますが、渋味もなく爽やかな味、小粒の実は甘みが濃く食べやすい種なしです。化学農薬は散布されていないので、皮ごと食べられます。
畑の土は、微生物の沢山住めるバランスの良い土作りを心掛け、ぶどうの持っている自然な免疫力をひきだすように、家畜の厩肥、米糠、藁、落ち葉、籾殻などを自激臭がなくなるまで熟成させた、完熟堆肥を施して美味しいぶどうを育てています。
ぶどうは、湿度が高くなると、病気が発生しやすくなります。あすか農園では、ぶどう棚にビニールで屋根をかけて実に雨が当たらないようにし、虫や鳥が入ってこないように周囲には網を張り巡らせて風通しをよくし、食害を防いでいます。
今年は夏の猛暑の時期を、「いかにぶどう達のストレスを少なく過ごさせるか」が課題だっったそうです。朝晩の涼しい時間に潅水し、太陽光が実に直接当たると実が日焼けを起こして枯れてしまうので、棚一面に広がった葉を日よけとして、その下に房が隠れるように手入れします。「ここ何年かの夏の暑さは“脅威”になりつつあります」と赤須さんはおっしゃっています。
自然の恵みを受け、赤須さんが我が子を愛おしむように心を込めて育てたぶどうです。
ぜひ皮ごとお召し上がりください。